心理系大学院の入試は社会人でも受けられる!大学院での社会人の実際と大変なことも解説

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大学・大学院

こんな質問をいただきました。

この「アルバイト経験しかない」という文章が、どういった意味を込めて書かれているのかだけ少し分かりませんでした。

私がこの文章からイメージしたのは以下の2パターンです。

・心理関係のアルバイトしかしてない…ということ?→スキルや知識不足の不安かな?

・正社員になったことがない…ということ?→お金の不安かな?

佐藤セイ
佐藤セイ

とりあえず、この質問に対しては

・27歳でも大学院に進めるか

・大学院進学で厳しいかもしれないこと

の2点からお答えしていきたいと思います。

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27歳でも大学院に進めるか?

年齢関係なく臨床心理士指定大学院には進める

臨床心理士の指定大学院には、

一度社会に出た後、心理学の必要性を感じて大学院に入り直した!!

という方がたくさんいます。

例えば、

・学校の先生をしていて「もっと子どもの心を理解したい」と思った

・会社の管理職をしていて「みんなが働きやすい労働環境を作りたい」と思った

・うつを経験して「こんな悩みを抱えた方をちゃんとサポートしたい」と思った

…などなど。

実際、私が通っていた大学院でも大学卒業したての22~23歳のM1さんに交じって、40代や50代の方が一緒に勉強していましたよ。

ですので、27歳でも何歳でも大学院に入ることに問題はなさそうです。

佐藤セイ
佐藤セイ

全く心理学を学んだことがない…という場合は、学部3年生から編入して勉強した後、大学院入試を受けていた方も多かったです。

公認心理師は厳しい!!!

「心理職に憧れがあって」とのことなので、資格取得を目指していると思います。

ご存知かもしれませんが、心理職の資格には「公認心理師」と「臨床心理士」があります。

・公認心理師:2018年に誕生した心理職初の国家資格

・臨床心理士:30年以上の歴史と実績を持つ民間資格

臨床心理士は大学で何を勉強していたかは問われません。

大学を卒業し、日本臨床心理士資格認定協会が指定する大学院に入学・修了さえすれば、受験資格がもらえます。

しかし、公認心理師は大学の段階で指定された科目を履修しておく必要があります。

おそらく質問者さんは指定科目の履修などはしていないと思いますので、公認心理師取得を目指すためには大学に入学し直すことから始めないといけません。

公認心理師の資格取得を目指すための大学や大学院のカリキュラムについては下の記事をどうぞ。

臨床心理士・公認心理師それぞれの資格の内容と取得方法を詳しく知りたければ、下の記事もご参照ください!

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大学院進学にあたって厳しいかもしれないこと

先ほど公認心理師は厳しいかも…という話をしましたが、臨床心理士指定大学院にもそこそこの厳しさはあります。

ただ、これは27歳という年齢に関わらず、どんな学生にとっても厳しい面なので参考までに。

院試のパターンを知っておく必要アリ

院試の内容は学校によってかなりカラーが違います。

目指す大学院があるのなら、早めに過去問を取り寄せて、それに合わせた勉強をしていく方が良いでしょう。

また、大学院は研究者を育てる研究機関でもありますから、「私は大学院でこんな研究をしたいです」という「研究計画書」も書かないといけません。この研究計画書の書き方に苦労するケースも多いようです。

予備校に通って対策をするのもいいですし、Twitterにはたくさんの心理大学院の先輩が潜んでいますから、志望する大学院の先輩に声をかけて相談するのも1つの方法かもしれませんね。

大学院生活はなかなか忙しい

大学院に入学すると「〇〇実習」やら「〇〇演習」やら「ケースカンファレンス」やら、毎日何かしら動き回ることになります。そして、その授業だけでなく準備にもなかなか時間がかかります。

佐藤セイ
佐藤セイ

ロールプレイの文字起こしとか結構地獄…ふふふ。

加えて、M1後半になると、授業の隙間時間をぬって、実際のクライエントさん相手のカウンセリングが始まり、面接の記録にも時間が必要になってきます。

そして、修論の準備も始まります…。

ですので、あまりバイトには時間を割けないと考えてください。

2年間の学費と生活費は事前に用意しておくと安心です!!

佐藤セイ
佐藤セイ

私は大学生時代に貯めたバイト代と奨学金と先輩から受け継いだ非常勤で、なんとか生き抜きましたが、結構ギリギリの生活でした…。

まとめ

長々と書いてしまいましたが、要するに

・臨床心理士指定大学院なら27歳なんて珍しくない!

・公認心理師になるのは厳しい

・大学院入試や入学後の資金計画はお早めに

ということです。

佐藤セイ
佐藤セイ

大学院の苦労話ばかり書いてしまいましたが、入学して得るものは少なくありません。

私自身は仕事でクライエントさんと向き合っているときはもちろん、プライベートでも、大学院の先生方の言葉がふと心によぎって救われることが何度もありました。

参考にしてみてくださいね!!!

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